人気劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の、自身の劇団「ナイロン100℃」では2年ぶりとなる新作公演に出演が決定した萩原聖人さん。ナイロンの公演は2度目となる萩原さんへ、意気込みや見どころについてお聞きしました。
舞台「百年の秘密」にご出演が決まったときの率直なご感想をお聞かせください。
ナイロンの公演は2回目の出演ですが、今回は新作ということがとても嬉しかったです。KERAさんの演出としては3回目になるんですが、KERAさんはいつも僕自身が知らないポテンシャルみたいなものを凄く楽しんで演出してくださるので、作品自体は割とシリアスですが、凄く自分にとってのチャレンジだし、新しいKERAさんとの再会を楽しみにしています。
ナイロン100℃の舞台に出演するのは2度目となりますが、前作出演以降のご自身の変化や、今回楽しみにしている点などを教えてください。
今回2回目でもビビッているくらいなので、あまり変わってないのかもしれませんね(笑)。稽古が始まる前は正直不安しかなかったですが、皆さんにお会い出来る頃には期待いっぱいにお会い出来るように、今稽古を頑張っているところです。
萩原さんから見て、女性同士の友情とはどういうものだと思いますか?
男同士の友情だと熱血だったり、結構熱いイメージがあるんですけど、女性同士だと何か違うんですかね? でもなんかこう、恋愛が絡むと友情が壊れるような…。友情よりも自己利益を優先しそうな、ちょっと怖いイメージがある…とかいうと凄く怒られそうなので、あくまで個人的見解という事でお願いします(笑)。
「百年の秘密」というタイトルにとても興味をひかれるのですが、萩原さんご自身の「秘密」にまつわる思い出やエピソードなどを教えてください。
自分自身の事ならいっぱい秘密はありますけど、だからといってその秘密が知られたとしても別に大したことないような、そんな秘密ですね。そういう意味では秘密は割とない方かもしれません。いっぱい秘密がある人ってミステリアスでかっこいいので、これからいっぱい秘密を作ります(笑)。
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんをはじめ、ナイロン100℃は個性派・実力派の俳優さんぞろいですが、このメンバーで演じることの楽しみや劇団の魅力などを教えてください。
ナイロンといえば怪優揃いというか、一緒に絡んでいても一筋縄でいかない人が多いので、「自分はどこまで出来るのか?」っていういい意味での不安要素はいつも多いですね。
強烈なオリジナリティの中に入るので、自分でも分かっていない、自分のポテンシャルに期待しています。前作以来約5年ぶりに皆さんと再会出来るのが本当に楽しみですし、一応その頃から僕も“準劇団員”という風に言って貰っているので(笑)。怪優の仲間入りが出来ればと思っています。
萩原さんにとって「舞台」ならではの魅力とは何ですか?
悩む時間がたくさんある、というところでしょうか?それを役者みんなで共有できる感じも魅力かもしれません。
役作りのために心がけていること、取り組んでいることは何ですか?
考え続けること、悩み続けること、ですかね。
では最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします。
前回ナイロンに出演した事、そしてKERAさんや劇団員のみんなとの出会いは、自分にとってのターニングポイントになったと思っているので、この再会をとても楽しみにしていました。
地方公演でたくさんの方にお会い出来るのも楽しみですし、恐らく土地土地によってリアクションやお芝居に対する向き合い方も違うと思うので、本当に楽しく旅が出来たらと思っています。
東京公演でいいエネルギーをいっぱい養って、地方公演に持って行きたいと思っていますので、本当に、期待して劇場に足を運んで下さい!