ナッセナビTOP » 社長インタビュー
ナッセナビTOP » 社長インタビュー
第8回目は、あのCMから早26年。九州・沖縄地区の健康食品販売で長年トップを走り続けるキューサイ株式会社。藤野社長の次なる一手は？山本華世さんが迫ります。
もともとは、創業者が、50年前、菓子製造販売会社を博多駅に構えたのがキューサイの起源です。それから、大手冷凍食品メーカーの協力工場として、冷凍食品の製造を開始しました。今でも販売されている有名な商品には、たい焼きやミニオムレツがあります。ところが、創業者が42歳の時に病気を患いました。その時に、医学療法士・遠藤次郎先生が推奨する青汁健康法と出会い、2度の困難を克服したんです。「こんな良い商品は世の中に広めていかねばならない」と、これまでの冷凍食品の製造技術を活かし、緑黄色野菜ケールを原料とする冷凍タイプの「キューサイ青汁」の製造・販売を始めたのが34年前です。「健康を願う人が飲むものだから、売らんがために余分な混ぜ物はしない」と、農薬・化学肥料一切不使用にこだわりました。当時は、「なんだコレ！」という感じで、正直美味しいとは言えませんでした（笑）。今では、こだわりはそのままに改良に改良を重ねて、本当に飲みやすく美味しい商品になっています。
あのCM撮影時、八名信夫さんのセリフは色々と準備されていたのですが、あんまり決め手にはならないまま十数杯飲まれていたんです。もう最後は、「八名さん、自由にやってください！」って言って出た言葉が「まず～い」です。本当にまずかったんですね（笑）。で、そこに「もう1杯」というフレーズが、ガボガボになったお腹の中から本音の気持ちとして出てきたようです。それが、すごいインパクトで。一気に全国区になりました。
アメリカでは、この5年ぐらいケールがすごいブームで。当社の青汁もケール１００％で作っていますので、このケール青汁をアメリカで広めて、そしてアメリカの方々にも健康になっていただこうと、奮闘中です。昨年から販売をスタートしたのですが、「当社のケール青汁がアメリカで通用する」ことがだんだんと分かってきました。アメリカでの商品名は富士山からとって、「フジケール」といいます。世界の方々を健康にするためにぜひ、成功させたいと思っています。
今、キューサイでは「100歳まで楽しく歩こう」というプロジェクトを実施しています。長年、健康食品に携わってきて、自分達のフィールドの中で「社会に対して、どういう貢献ができるだろう」ということを考え、「健康寿命（自立して生活できる時間）を延ばす」ことに着目しました。平均寿命はどんどん延びていますが、健康寿命はそれより約10年短いと言われています。「その差を我々が埋めていきたい、いくつになっても明るく元気に、美しく、人生を精一杯楽しんでほしい」そういう想いで始めました。現在、約2分の「100ある体操」を作り、様々なイベントなどで普及させることで、健康への意識を高めてもらう活動をおこなっています。皆さまが100歳まで楽しく歩ける人生を、全力でサポートしていきます。
現代社会では、自分自身が人として自立していないといけない環境にあると思います。それを自覚されていて、素敵な女性がすごく増えたなぁと感じます。自分の人生をかけてやりたいことを見つけてそれを叶えることに一生懸命になれる、そういう方々の生活を応援したいと思います。でも、健康第一です！私どものケール青汁は、カルシウムが牛乳の倍入っています。女性はカルシウムがとても大切なので、ぜひ、ケール青汁を飲んで、美しく健康で輝いていただければと思います。
藤野社長は、本気で世界中の人達を健康にしようと活動している。その信念こそが、長年、健康食品販売で上位に君臨する証なんやね。「口下手で人前に出るのが苦手なんですよ～」と謙虚で気さくな藤野社長。思わず応援したくなる社長やった。（華世）
山本華世が
まずは、自分の苦手なことを認識することからね。
本社／福岡市中央区草香江1-7-16
http://corporate.kyusai.co.jp/
創業／1965年10月
事業概要／ヘルスケア商品、
スキンケア商品等の製造・販売
