
7/2(月)グランド・ハイアット・福岡にて、映画「BRAVE HEARTS 海猿」出演の伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、三浦翔平、そして羽住英一郎監督による記者会見が行なわれた。また同日、T・ジョイ博多では試写会と九州限定企画「海猿」モザイクアートバナーのお披露目イベントも開催され、サプライズゲストとしてキャストと監督が登場!! 撮影でのエピソードなどを語ってくれた。
完成作品を観て…
「今回は原作のなかで映像化が難しいと言われていたジャンボジェット機の海上着水事故をテーマにしており、台本を読んだときは、どうやって撮影していくの?って思いましたが、試行錯誤しながら、これまでにないスケールの作品に仕上がったと思います。また今回は、海上保安官だけでなく多くの関係各所、民間船などが乗員乗客346名の全員の命を救うために一丸となり救助を行ないます。きっと、それぞれの心の中に“仙崎大輔がいる”んだと思いますね。」と伊藤さん。
加藤さんは「迫力の凄さもスケール感もどの点においても、とても海猿らしい作品」と。そして佐藤さんは「前作は始まってからすぐに事故に巻き込まれてしまったけど、今回はそうじゃなくて、ドラマシリーズで描いていたような大輔と環菜の関係性があったり、大輔と吉岡のかけ合いがあったりと、日常のシーンも描かれているので、 全体を通してバランスの取れた作品になっています。僕はドラマシリーズの時、英明さんとのかけ合いがすごく好きだったので、それがやれてすごくうれしかったです。シリーズ通して応援してくださっている方にも、納得していただける作品になっていると思います。」と語ってくれた。
最初の映画から振り返ると、約10年の歳月が流れ、仙崎と環菜の関係もカップルから夫婦へと変化。海猿シリーズを通して、変化した2人の関係だが、それぞれの役柄についてはどのように思っているのだろう。
「これまで、あまり考えたことは無かったですね。最初は仙崎が落ち込んでいたり、結婚する自信がなかったりと、そんなことを乗り越えて結婚して、愛する人が危険なところに行って、それを心配しながらも待っている環菜ってすごく強いと思います。環菜が強くなってくれたからこそ、仙崎も危険なところに立ち向かっていくことができ、絶対に帰ってくるんだと思いますね。」とこれまでの作品を振り返り語ってくれた伊藤さん。
また加藤さんは仙崎について「私から見たらすごくパーフェクトな男性だと思います。環菜が大輔くんを選んだってことは、一緒に肩を並べて支えながら、ふざけあいながら成長していきたくて、大輔くんを選んだんだと思いますね。」
記者会場も、試写会場も、終始笑いが絶えないものになった。伊藤さんと佐藤さんの、まるで海猿の仙崎と吉岡を思わせるようなやり取り。それも長年、海猿シリーズを通して培った絆だろうか?
「今回のお話をいただいた時に、前作が最後ではなかったのか?本当にやるのかって思いました。でも、吉岡として、英明さんのことを大輔さんとして見ていますので、大輔さんがやると言えば、微力ながらバディとしてサポートしたいし、一緒に旅をしたい、と思いました。ぜひ一緒にやらせて下さい!という感じでした。」と本作の出演を決めた思いを語ってくれた佐藤さんに対し、「俺はお前がやると言ったからやったんだよ」と言った伊藤さんの言葉に熱い絆を感じた。
また、舞台挨拶の壇上では司会者に吉岡哲也役の佐藤さんが紹介されると「え~、今回福岡に来るにあたって、新しくパーマをかけてみました(笑)」と伊藤さんが答えると、それに対し「僕の番なんですよ」と突っ込み入れる佐藤さん。さらにふざける伊藤さんとのやり取りで終始、会場は爆笑に包まれていた。
「BRAVE HEARTS 海猿」公開を記念して行なわれた九州限定企画、『海猿』モザイクアートのお披露目会も行なわれた。
BRAVE HEARTS=勇者たちの活動を描いた本作にちなんで、九州の海猿ファンより“勇者”の写真を募集。そうして集まった5,000人の勇者の写真を使ったモザイクアートが完成。それを見た監督・キャストたちは感激した様子で『海猿』ファンから送られてきた写真1枚1枚を嬉しそうに見つめていた。
