映画「ヘルタースケルター」

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記者会見レポート

6/23(土)アクロス福岡円形ホールにて、映画「ヘルタースケルター」の監督・蜷川実花さんと主人公りりこのヘアメイク担当、沢鍋錦二役の新井浩文さん、プロデューサーの甘木さん、宇田さんによる記者会見が行なわれた。本作は、圧倒的な美貌とスタイルでトップモデルの地位を手に入れた主人公りりこが、実は全身整形の作り物という秘密から事件が巻き起こる、岡崎京子の伝説的熱狂コミックを実写化した作品だ。

沢尻エリカは“りりこ”だった!!

撮影中のエピソードについて、蜷川監督が語ってくれ た。

「とにかく、毎日全力疾走でした。濃いシーンも多く、いっぱいいっぱいの状態で毎日撮影して、エリカと2人で駆け抜けた感じですね。後半戦は、重いシーンがいっぱい詰まっていたので、その前日にはエリカと電話で台詞合わせや打ち合わせをしたりもしました。“りりこ”は一人でやるには大変な役だと思います。だからこそ、一緒に手を取り合ってやっていった感じですね。 終わって振り返ってみると、現場でのエリカはずっと“りりこ”だったような気がするんです。メイクさんが言っていたんですが、メイクルームに入ってきた時から“りりこ”だったって、本当に役に入り込んでいたと思います。」

 

新井浩文はゲイにぴったり!?

独特な存在感と高い演技力で近年様々な映画に出演している新井浩文さん。これまで、どちらかというと、暴力的な役が多かった彼が、今回はゲイのヘアメイク役を演じる。

「去年、飲みの席で初めて蜷川実花さんとお会いして、それが立て続けに2回ありまして、2回目に実花さんの方から、“今度映画撮るんだけど、ピッタリの役がある”って言われて、“ぜひ、ぜひ”って感じだったんですが、その後、台本が送られてきてゲイの役と分かった時は“ピッタリなんだ。すごい感性だな”と。でも台本を読んで、すごく面白くて、

熱がこもっていたので、すぐやりたいと思いました」
とオファーがあった時のことについて新井さん。

新井さんにゲイの役がピッタリと言った蜷川さんは
「後々、考えてみれば、殺し屋ばっかり演じている人によくあの役を頼んだなって。初めてお会いした時に、柔らかい雰囲気の方って思ったんですよ。普段、仕事をしているとメイクさんとかでゲイの方って多くて、ゲイの方がいることが当たり前な感じなので、今回の役はゲイの役を演じるというより、沢鍋錦二その人を演じれる人がいいなって思っていたんです。そんな時、新井君に会って“おおっ”て思って、おまけに手がキレイだし(笑)。これまでやった役とか何も考えず、新井君にピッタリな役があるって、台本を送っちゃったんですよ。」

「撮影現場は全てが凍る-15℃!?」

美へ執着するりりこ。そんな女性について新井さんに伺った。

「宣伝で実花さんと一緒に回らせていただいて、いろいろとお話しを聞いていても理解できないところが多々あります(笑)。まず、美っていうところから入ると、正直、爪とか髪とかどうでもいいんですよ。整形をやることは別に反対はしませんが、自分が整形をしてみたいという願望がないんで、女性的な見方をしたとしても自分は理解できないですね、映画を抜きにしても・・・。コレは普段言っていることなんですが、“女性には絶対勝てない!”って思っていて、やっぱり理解できないですね。」

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