2018年2月号

今月のワクドキ InterviewVol.33 2018年2月号

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松坂桃李

松坂桃李

松坂 桃李(まつざか とおり)

1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。「侍戦隊シンケンジャー」(09)でデビューし、12年『ツナグ』『麒麟の翼〜劇場版・新参者』『今日、恋をはじめます』で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一躍若手演技派俳優として注目を浴びる。その後もドラマ・映画など、数々の話題作に出演し、現在はNHK連続テレビ小説「わろてんか」にも出演。公開待機作は、『パディントン2』、『狐狼の血』、『娼年』(18)がある。

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依頼があれば、マインドコントロールで殺人を行う宇相吹正。しかし彼の犯行は、病死や自殺に事故など犯罪を立証できないため、罪には問われない《不能犯》なのだ。「…愚かだね、人間は」と呟く決めゼリフを妖しくかつセクシーに演じるのは、演技派俳優の松坂桃李さん。今回は彼に、善と悪を超越した危険で魅力的なダークヒーローについてお話を伺いました。

―今回の役どころについて教えてください。
僕は宇相吹(うそぶき・ただし)という、人が作り出したなんとも言えない存在を演じさせてもらったのですが、彼は、世の中にあふれている人の欲だったり、業を背負った人たちをマインドコントロールという思い込みで死に追いやり誘っていく役どころです。

―原作から想起されたことはありますか?
原作で描かれている宇相吹の不気味に笑う絵のタッチの感じを、劇場のスクリーンでちゃんと反映できればと思いながら、鏡で練習していましたね。

―役作りで特に意識された事はあったんでしょうか?
人間じゃないような存在なので生感を消すということを意識しました。監督から、演出効果で足音をなくしてもらったり照明のライティングをちょっと暗くしてもらったりしました。あと自分では今回、歩き方や手のしぐさだったり瞬きの回数など、目に見える動きに集中して現場入りました。

―ニターっという笑い方も印象的ですが。
そうですね。あれは鏡の前で何度か、「うーっ」と口角を上げたりして研究しました。

―特に撮影時にご指導あったんですか?
監督からの指示には、「ここはニヤぐらいにしときましょうか?」や「ここはニタで」とか“ニヤ”と“ニタ”ポイントがありました(笑)。

―どっちが大笑いですか?
ニタが一番上ですね。ニヤはまだちょっと含んでいるといいますか。

―完成した作品をご覧になられた時の第一印象、感想教えてください。
結構スピーディーに終わったなと思いました。サスペンス要素がある中で、こんなにゾクっとする体験を味わいながらあっという間に時間が過ぎる作品は中々なかったので、白石監督はさすがだなと思いました。非常に見やすいですし、あと自分だったらどうだろうか?と問いただしながら見ることができる体感型エンターテイメントになっていて面白かったです。

―一番好きなシーンや印象的なシーンを教えてください。
好きなシーンはいっぱいありますが、特に多田(沢尻エリカ)と宇相吹が取調室でさしで向かい合う所は好きですね。ビンタされるシーンとかありますからね。

―松坂さんは矢田亜希子さんの手首をなめるセクシーなシーンがあったんですが、どうでしたか?
申し訳ないな、という感じでしたよ。監督から、「ペロ」ではなく「ベロっと」と言われたので申し訳ないと思いながらやらせてもらいました。

―難しい質問なんですが、錯覚や思い込みによる失敗談などありますか?
入り時間を間違えることがたまにあるんです。本当は8時入りなのに、7時入りだとずっと思い込んでいて、7時に入ってめちゃくちゃ早く入っちゃったわーということが結構あって、ちゃんと確認しているつもりなんですが…(笑)。

―良い方の間違えですね。
遅刻は避けられているのでありがたいなと思うのですが、朝の時間は貴重じゃないですか、ギリギリまで寝ていたいし。それを考えると、これは無駄遣いしたなと思うことがあります。

―最後に一言メッセージをお願い致します。
ぜひ映画館で宇相吹と向き合って頂いて、自分だったらどうするか?と思いながらこの作品を見ていただくと、白石監督が作り上げたスリリングな体感ができると思うので、劇場まで足を運んでみてください。

 

 

information

映画『不能犯』  2月1日(木)公開

都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒いスーツの男・宇相吹正が目撃される。彼は電話ボックスに殺人依頼を残すと、願を叶えてくれるという、SNSで話題の「電話ボックス男」だ。ターゲットは確実に死に至るが、しかしその死因は病死や自殺に事故など、いずれも殺人が立証できない〈不能犯〉。果たして、宇相吹の真の目的とは━?息もつけない、めくるめく新感覚スリラー・エンターテインメント。

監督/白石晃士
出演/松坂桃李、沢尻エリカ、他
配給/ショウゲート

©宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会

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