今月のワクドキInterview Vol.5

藤井 隆

このドライバーがこの道を、AUDIOの道とVISUALの道を、
たっぷりと心ゆくまでご案内させていただきます。

写真

藤井 隆(ふじいたかし)
サラリーマンを続けながら吉本新喜劇プロジェクトに通い、『テレビのツボ』でテレビデビュー。その後、吉本新喜劇で本格的に活動。2000年『ナンダカンダ』で歌手デビューし、同年の『紅白歌合戦』に出場。以後、個性的なアーティストとの楽曲で歌手活動を行ないつつ、芸人としての活動はもちろん、最近は三谷幸喜、野田秀樹、井上ひさし作品の舞台でも活躍中。

お笑い芸人としてはもちろん、司会から歌手、役者とマルチに活躍する藤井隆さんが、自身のミュージック・ライフの集大成とも言えるベストアルバムをリリース!今回は、アルバムや音楽に対する藤井さんのアツい思いと、年齢性別問わず幅広い世代から愛され続ける魅力をお届けします。

―このタイミングでベストアルバムを出そうと思ったきっかけは何ですか?

 6月17日に「COFFEE BAR COWBOY」というアルバムを11年ぶりにリリースしたんですけど、その際に共同プロデュースをしていただいた西寺郷太さん(NONA REEVES)にツアーも何度かご一緒していただいて、今までの曲の中からセレクトしたアルバムを作ってみたらいいんじゃない?っていうお話をいただきまして。
 CDデビューした当時、携わってくださった多くの方々が自分の音楽活動に非常に真摯に向き合ってくださったんですけど、正々堂々と感謝の言葉や音楽の良さを語るのが照れくさくて、気恥ずかしかったんです。でも久しぶりにアルバム制作やツアーをやって、改めて自分は恵まれているんだなということを再確認しました。自分の楽曲の良さを照れくさくなく言えるようになった時期でもあったので、再編集したものを皆さんに聴いていただきたいなと純粋に思いました。

―ベストアルバムには17曲収録されていますが、選曲する際にこだわったポイントなどは?

 アルバム2枚とシングルからの選曲ですが、ファーストアルバムの「ロミオ道行」はもう盤では売っていないので、せめてこの曲は聴いてもらいたいなあという思いはあったかな。西寺郷太さんにもアドバイスをいただいたんですけど、その選曲がすごくバランスが良くて、そういう意味では逆にこだわりはなかったかもですね。この曲はやっぱり改めて聴いていただきたいなとか。好き嫌い云々っていうよりは、もう一回聴いていただくならどの曲かなっていう感じですかね。

―11月から始まるリリースツアーへの意気込みや見どころをお願いします。

 まだ内容は未定ですが、昔の曲もきっと歌わせていただく内容になると思いますので、僕自身もすごく楽しみにしてます。アルバムをぜひ聴いていただいて、会場にお越しいただけたら嬉しいです。九州は昔からすごくあたたかく迎えてくださるから大好きです。今回は九州でのツアーはないかもしれませんが、まだ公演自体が決まってないところもあるはずなので、もし九州での開催が決まればぜひおじゃまさせてください。

―これから一緒に作品作りをしてみたいと思うアーティストさんはいらっしゃいますか?

 以前、スモールボーイズ(西寺郷太・堂島孝平)さんやtofubeatsさんに声をかけていただき、それはすごく嬉しくて光栄だったんですが、自分からこの人とやりたいですっていうのはあまりないかも。おかげさまで昨年、自分のレーベルを立ち上げたので、自分が誰かと一緒にやりたいですっていう思いよりは、そっちにしっかり携わりたい意識がありますね。

―デビューからの15年を振り返ってみて、ここは変わったなというところはありますか?

 役の中を生きることは好きな作業なんですが、ゼロから自分で生み出す作業は苦手で、それが昔はコンプレックスでした。作詞作曲って、それがフィクションであっても自分の中に全くないものは作れないですよね。それを少しでも表に出すなんて絶対イヤだったんですけど、いろんな経験を経て作詞作曲をしているのはすごく大きく変わったことだと思います。

―今後の目標とかありますか?

 先輩後輩関係なく、尊敬している方についていくことがすごく意味を持つ何年間かになるだろうなって思っています。具体的に言えないですけど、そういう方たちがずっと頭の中にいるので、何かがしたいんだろうなあと思いますね。音楽とかジャンルにこだわらず。

―例えば誰ですか?

 そうですね、博多華丸大吉さんのおふたりには、昔からほんとによくしかしてもらってないですね。僕はちょっと勝手なところがあるんで、飲みに行ってもしれーっと帰ったりとかもしたりするんですけど(笑)、でもおふたりとはそんなことしたいと思ったことがないくらい、逆に帰したくないっていうか、もう一軒、もう一軒ってしちゃうくらい。ほんとに尊敬しますし、飲んでこられた泥水の量が違うから、絶対人にやさしいです。ただただ人に興味がないやさしい人ではなくて、人に興味があるやさしい人たちだから、そんな方はぜったい愛されますよね。またもう一度ご一緒したいってお仕事したいって思う方ですよね。

―では最後に読者にメッセージを!

 この度はアルバムの話をさせていただいてありがとうございます。もしご興味を持っていただけるならば、ぜひ手にとってください。
 これだけボリュームたっぷりの情報を一気に入手することができるのはナッセだけですね!私も次回九州におじゃまするときはナッセ片手に、九州の街を探索してみたいです。合わせて、先月もお知らせさせていただきましたが、ココリコ田中くんの「図解 生き物が見ている世界」絶賛好評発売中です(笑)中学生のときにつくば万博で『動物はこういう風に見えてます』みたいな催しを見て、そのときに初めて見え方が違うことを知ったんですよ。それを図解でやったっていうのはすごい面白いから、引き続きよろしくお願いします。

私のワクドキ教えます!

殺陣(たて)は素晴らしい!

仕事で殺陣の練習をしているんですが、体が思うようについてこないんです。でも以前、中村獅童さんや早乙女太一さんとご一緒したときに、殺陣のすごさってのは存じ上げているんですよ。下手なりに一生懸命やったんですが、やればすごく達成感がある、できたときにすごく楽しいことを知ってるから、殺陣のリハーサルをしているときはずっとワクワクしています。

information

ザ・ベスト・オブ藤井隆AUDIO VISUAL

●2015年10月21日(水)発売

ジャケット写真

シングル「ナンダカンダ」のリリースから15年を経て、2015年6月にオリジナル・アルバム『COFFEE BAR COWBOY』をリリースした藤井隆が、自身の音楽キャリアを総覧するベスト・アルバムをリリース。筒美京平/松本隆の両巨頭から新鋭のtofubeatsまで、日本ポップス界の名クリエイター達と作品を重ねてきた藤井隆の音楽人としての集大成。

バックナンバー
Vol.23 黒木 啓司
Vol.22 TARGET
Vol.21 水曜日のカンパネラ
Vol.20 藤井 美菜
Vol.19 福士 蒼汰
Vol.18 西川 美和×本木 雅弘
Vol.17 三遊亭 円楽
Vol.16 佐藤 栞里
Vol.15 大政 絢
Vol.14 西島秀俊
Vol.13 斎藤 工
Vol.12-2 中谷美紀
Vol.12-1 佐藤浩市
Vol.11 ソナーポケット
Vol.10 古田新太
Vol.9 神木隆之介
Vol.8 広末涼子&滝藤賢一
Vol.7 溝端淳平
Vol.6 秋山竜次(ロバート)
Vol.5 藤井 隆
Vol.4以前を見る