2017年10月号

今月のワクドキ InterviewVol.29 2017年10月号

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有村 架純

有村 架純

有村 架純(ありむら かすみ)

1993年、兵庫県生まれ。2010年に女優デビューし、2013年NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍注目を集める。その後、ドラマ・映画やCMで活躍し、「映画 ビリギャル」(15)では、第58回ブルーリボン賞主演女優賞、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞。本年はNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の主演を務め、「3月のライオン 前編 後編」「関ヶ原」と、出演映画の公開も続く。

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「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた恋愛小説を、主演:松本潤×ヒロイン:有村架純×共演:坂口健太郎×監督:行定勲で映画化。高校教師と生徒として出会った二人が、再会の後、決して許されはしない、けれど、一生忘れることのできない恋に落ちる。本作で高校教師・葉山を全身全霊で愛する工藤泉を演じた有村架純さんに作品について伺いました。

 

―脚本を読まれた印象、泉についての印象を教えてください。
原作の存在は前から知っていて、読んだことはなかったんですが、自分の中では少し気になっている作品でした。出演が決まった後、原作を読ませてもらったらあっという間に読み終えました。自分が泉を演じるという意識の上で読んでいたのもあるのですが、もがいても報われない恋愛模様がすごく苦しかったし、読みおわった後に「どうだった?」と聞かれてもうまく言葉に表せられない、なかなか言葉がみつからない感じでした。ここに答えはあるのだけれど、言葉にするのにすごく時間がかかるというか。そのくらい、心に残った小説でした。実際に撮影が進むにつれて、泉でいることは苦しかったです。すごく複雑な気持ちがずっとあって、演じながら「これでいいのかな?」と思うこともあったのですが、監督の「OK」という言葉を信じて進みました。雨のシーンもいっぱい出てくるしとても雨の似合う作品なので、非常に美しい映画になるんじゃないかなと思います。

―演じていて一番難しかったシーンは?
葉山先生を好きでいながら、小野くんにもちょっといいなと思っている微妙な気持ちが難しかったです。100%小野くんへ気持ちが向かっているわけじゃないけど、葉山先生を忘れられるきっかけになるかもしれない存在がそばにいるという、ちょっとした安心感がどう映っているか…。見てみないとわからないですね。

―撮影時のエピソードを教えてください。
松本さんがご飯に連れて行ってくださってキャストみんなで一緒にご飯を食べたり、撮影の合間にはおいしいご飯やさんの話とか、富山(撮影地)の地域情報を交換したりしていました。

―松本さんの印象は?
松本さんとは、「失恋ショコラティエ」というドラマで3か月ご一緒させてもらっていて、その時も思ったのですが、責任感がとても強い方だと思います。プロだなと感じることがたくさんあって、現場をピシッと切り替えさせてくれるし、自分のお芝居をやって終わりということはなく、スタッフさんたちのことまで気を使って配慮を細かくされているのを見て、いつも勉強させて頂いています。

―では、坂口さんの印象は?
坂口くんはドラマでもご一緒させてもらったのですがその時は1シーンしか一緒ではなくて、しっかりお芝居をするのは初めてでした。ちゃんと気持ちで返してくださる人ですし、彼が持っている柔らかさが小野くんにも反映されていた気がします。泉が小野くんの存在に助けられていたと同じように、私も坂口くんに助けられたこともありました。

―監督の演出はいかがでしたか?
噂ではいろんな役者さんから「行定組は大変だよ」って聞いていて、どんな感じなんだろう?容赦なくすごく厳しい方なのかな?と思っていました。撮影はテイクを重ねるので、集中力や一回ごとの新鮮さなど、同時にいろんな力が必要になり、「ちゃんと最後まで集中しなきゃ」と、自分との闘いでしたが、監督は役者の気持ちもすごくわかってくれるし、テイクを重ねるのも、このカットはOKなんだけどさらにそれを上回るものがくるんじゃないか、という可能性をきちんと信じてくださっているからなので。本当にうれしいことだと、自分自身も納得しながら撮影できました。すごく愛情のある監督だなと思いました。

―この作品がどう届いてほしいと思いますか?
いろんな愛の形があるんだなと感じながら見て頂けたら嬉しいです。好きっていう気持ちはだれもが持つものだと思うので、泉の気持ちをわかってくださいというよりも、皆さんに泉や葉山先生の恋愛を抱きしめてほしいなと、この作品に寄り添ってくださったらいいな、と思います。

information

●映画『ナラタージュ』 10月7日(土)公開

大学2年生の春、工藤泉は高校の演劇部の顧問教師・葉山と再会。高校時代、葉山に想いをよせていた泉の気持ちが再び募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられ、彼を忘れようと決意した泉だったが・・・。一生に一度すべてを捧げた恋を描く大人のラブストーリー。

監督/行定勲
出演/松本潤、有村架純、坂口健太郎 他
配給/東宝=アスミック・エース

 

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