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宇佐美 吉啓(USA・EXILE) 1977年2月2日、神奈川県横浜市生まれ。J Soul Brothersに加入後、2001年にEXILEへとグループ名をあらためヒットを連発。R&B路線のサウンドとダンスパフォーマンスを組み合わせ、J-POP界屈指の人気を誇るアーティストとなる。特にダンスのテクニックはグループの中でも随一と評判。現在は役者としても活動の幅を広げ、舞台や映画にて活躍中。ダンスと旅をテーマにした「DANCE EARTH」を自身のライフワークとしている。

宇佐美 吉啓(USA・EXILE) 世界中に友達をつくることは、平和への近道だと思うから、僕はこの道を旅していこうと思う。

言語も肌の色も、ダンスがあればそんな壁はなくなって、みんなが笑顔になれる。ダンスを通じて世界中を旅してきたEXILE USAが子どもたちへ向けて、ダンスで世界を結ぶ絵本を発売しました。読むと子どもたちだけでなく、大人も心がほんわか、笑顔の輪が広がる物語—そんな素敵な物語を作ったUSAさんに、いろいろとお話をお伺いしました。

絵本『ダンスアース』のご出版おめでとうございます!そもそも以前より旅本「DANCE EARTH」を出版されている宇佐美さんですが、今回こういった書籍を作ろうと思ったきっかけは何ですか?

ダンスという世界共通言語を使って地球を知る旅に出て、踊りがない国や民族がないことを知り、世界中のリズムを乗りこなしたいという夢が生まれました。そして、地球を踊る冒険を色んな形で表現したいと思ったのがきっかけです。
ダンスはいろいろな問題を解決してくれる「特効薬」にもなると思うんです。健康にもいいし、体一つでできるからエコでもあるし、なにより言葉がいらないから世界の人の心を一つにすることができる。今後もそんなダンスの可能性を信じて、活動していきたいですね。

BOOK&DVD「DANCE EARTH」は2年以上の年月をかけ、計6カ国を旅して作られたそうですね。その中で一番思い出に残っているエピソードをお聞かせください。

最初の旅でキューバに行ったとき、ジョン・レノン公園というのがあったんですね。その中に入り、ジョン・レノンの銅像があるベンチに座ってぼーっとしていると、「Imagine」という曲が頭の中に流れてきた気がして。それまでビートルズもジョン・レノンもきちんと聴いたことがなかったんですが。部屋に戻って、改めて「Imagine」の歌詞を見てみると、その中に「世界はきっと1つ、いつか君も仲間になってくれたら」という言葉があってとても感銘を受けました。
僕も想像と創造をしていきたいと思いました。だから書籍にもDVDにも、最後に「ONE WORLD,ONE LOVE」というメッセージを入れてるんです。

今回、絵本『ダンスアース』を出そうと思ったきっかけは何ですか?

書籍「DANCE EARTH」を出版したときに、子どもたちからも「買ったよ!」というメッセージをもらったのですが、小さい子どもでは、写真を楽しむことはできるけど、中身の文章を読むことはできない。
そこで、子どもたちにもわかりやすい本を作りたいと思い、今回の絵本の出版に至りました。

主人公の名前を、ラブとピース(=愛と平和)にした理由は?またその名前に込めた思いを聞かせてください。

DANCE EARTHで世界を旅して表現をするときに、僕がいつも大切にしている「LOVE & PEACE」という気持ちが胸から飛び出して、キャラクターとなり、世界を旅して、世界中に友達を作っていくという物語にしたくて、この名前にしました。すごく大きなテーマだけど……どんなに大きなことも、はじめは小さな点から、それが水の波紋のように、だんだん広がって大きな輪になっていく。そう!まずは、家族や仲間、身近な人たちを大切にすることから始まる—「愛があふれる平和な世界になりますように」という気持ちが込められています。

子どもたちが踊り出す絵本『ダンスアース』で一番伝えたいことは?

この絵本は、好奇心旺盛でダンスが大好きな主人公ラブとピースが「ダンスでなかよくなれるかな?」っていう想いを胸に、マサイ族とダンスをしたり、アメリカインディアン、ジャマイカンなどと一緒にダンスを踊るお話です。大好きな音楽とダンスを通じて子どもたちに新しい可能性を伝えたいですね。
ダンスは楽しい!!!続き

宇佐美さんご自身はどうしてダンスを始められたのですか?

TVでMCハマーやZOOを見て、衝撃が走ったのが一番大きなきっかけですね。高校を卒業するときに進路を決めなきゃいけなかったんですが、当時の僕にはなりたい職業が一つもなくて…それですごく悩みました。
でもほんとに好きなことは何だろうって、自分の心の声を聞き出していったら、やっぱりダンスが大好きで、ダンスがうまくなりたい、じゃあダンスがうまくなるにはどうしたらいいかっていったら、ニューヨークに行く、っていう。そういうシンプルな理由でしたね。

宇佐美さんにとってのダンスとは?

「踊ることは生きること」です!
「時間があったら何したい」って聞かれたら、やっぱり「○○で踊りたい」って答えるんで、全然苦とかじゃなくて、僕のライフワークですね。

旅をしているときによく考えることは何ですか?

「もしここに生まれたら、自分は何をするだろう」とよく考えます。世界を旅して感じたのは、状況は違えど、そこで生きる人々の誰もが“辛い現実を背負っている”ということ。でもダンスをすると、そんな悩みを一緒に乗り越えて、幸せな気分になれます。踊ると相手の心の底にある温かいものが見えてくるから、一体感が生まれるんです。インドの子どもたちにストリート・ダンスを教えているときも、彼らの真っすぐな瞳に、自分自身もパワーをもらっています。

仕事の休みがとれるとすぐ旅に出られるそうですが、もしお休みを1週間もらえるとしたら、どこに旅に行きたいですか?

スペインのイビサ島。

ダンスを続けて行く上で、普段から心がけていることは?また宇佐美さんの人生のテーマは?

食事には気をつけて、普段からトレーニングは欠かさないようにしています。
人生のテーマは、大好きなことで最高の表現をすること。それが誰かの元気やハッピーになることを願って!

今後チャレンジしてみたいことは何ですか?

おとぎの国のような踊りの国のミュージカルを作ること!また、実際に踊りで世界を変える活動で知られる団体に会いに行き、いろいろと勉強したり一緒に活動したりしていきたいですね。旅すればするほど地球は広くて、たくさんのビートがあふれていることをさらに感じて、今回僕が生きてる人生の中で、このリズムを全部乗りこなして、そして世界の人とつながるっていう壮大な夢はゆっくりしてると叶わないなっていうのがあるから、ちょっとあせってるんですけど。

春からEXILEのライブツアーが始まりますが、意気込みや見どころをお聞かせください。

昨年のドームツアーの願いの塔のステージで、更にスケールアップしたツアーになると思うので、楽しみにしていてください!

では最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

九州のみなさん、いつも応援ありがとうございます!今年もみなさんがワクワクするようなエンターテインメントを全力で届けたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします!

子どもたちが踊り出す絵本『ダンスアース』 世界中の子どもたちが、ダンスで仲良くなれるように…★ 【出版】木楽舎 【協力】三菱商事/株式会社LDH DE【さく】宇佐美 吉啓(USA・EXILE) http://exile.jp/ 【 え 】のぶみ http://www.nobmi.com/ 【形態】B5変形(230×188mm)

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