1月26日(土)公開「ストロベリーナイト」

『ストロベリーナイト合同記者会見レポート』

ついに1月26日に公開を迎える『ストロベリーナイト』。スペシャルドラマ、連続ドラマシリーズを経ての映画化となった本作は、多くのファンが待ち望んだ作品でもある。公開を先駆け、姫川玲子を演じる竹内結子さんと石倉保を演じる宇梶剛士さん、そして佐藤祐市監督が来福され、ストロベリーナイトの魅力を語ってくれました。

Q.姫川班のキャストはもちろん、今回、ドラマのスタッフも再び結集ということで、素晴らしいチームワークで撮影が進んだんじゃないかと思いますけど、いかがでしたか?

竹内:そうですね。スペシャルドラマ、連続ドラマ、今回の映画ということで、定期的に皆で集まって、撮影をしているって感覚があったので、会うたびに「久しぶりだね」っていうところから始まり、個々にやっていた仕事の話をしたり、時間を重ねることにどんどんお互いの距離が縮まる感じがしていたので、ドラマから映画になったとしても皆の気持ちが一緒だったと感じました。

監督:演出家としてお芝居をお願いする部分もありますが、現場からこうしたいとかいろいろ意見ももらったりしたので、本当にチームワーク良くできたので、良かったですね。

Q.今回の作品は全編、雨での撮影だったわけですが、映画撮影で大変だったことや印象に残っていることはないでしょうか?

竹内:いい意味でも大変だったということでも、雨につきると思います。撮影がほとんど雨ということで、撮影に関しては色々と制約があったんですけど、雨があったことで傘を持って人と対峙する時に生まれてしまう、どうしようもない距離感というか、持っていると近づくにも近づけない、あのもどかしさというのが逆に私の中では感情を作るうえで大きく左右していると思います。

宇梶:僕は、ほとんど姫川班の誰かといるんですけど。おべんちゃらではないですが、演じている時に監督は明確な意図を持ってこの映画を作ったと思いましたね。そして、完成した作品を観て、僕が大変だったとかというよりも監督はすべて意図してやったんだって思い知らされました。

監督:やっはり、雨が特徴であり、大変でもあったんですが。女性が気になるのは姫川が持っている“オータクロア”というバックだと思います。雨に濡れてビショビショになるので、防水のワックスを塗ったり、濡れたら乾かしてってやっていたんですが、やっぱりグチャグチャになっていって、最後はすごい雑な扱いになっていましたね(笑)。

竹内:最初は白手袋のスタッフの方が、お迎えにくださっていて。カットがかかると私に傘よりも先にバックを直して。その時に主演は“オータクロア”ではないかっと思いましたね(笑)。

Q.三浦友和さんや大沢たかおさんなど、今回映画でのキャストもいらっしゃいますが、共演者とのエピソードなどがあれば、教えてください。

宇梶:現場でいろんな人の横顔を見て、「三浦友和さんと同じ空気 続きを読む

空気吸ってるぞ、映画で。続けてきて良かったな」って思っていました。大沢さんとは現場は同じにならなかったんですが、キャンペーンの時に、いつもは一歩引いているんですが、気が付いたら横に近づいていろいろとお話しさせていただきました。その時も「一緒の映画に出てるんだ」って横顔見ながら思っていました。

竹内:現場では、よく男性陣が筋肉トークをしていましたね(笑)。宇梶さん、高島さん、遠藤さん、皆さん身長も大きな方で・・・。その宇梶さんが羨ましくて西島さんは撮影前にひたすら筋トレをして、体を大きくして、宇梶さんに負けないようになるっておっしゃっていたのを覚えています(笑)。皆さん本当にスーツを着て、そこに立っているだけでカッコいいんですよね。和田を演じられた三浦友和さんは、男性スタッフもモニターを観ながら、「カッコイイ。惚れる。」を連発していて、男が惚れる男ってことで、素晴らしい上司なのではと感じました。大沢さんは普段接している分は、美味しいものを知っているし、時間の使い方とかも余裕がある大人の男性って感じなんですが、演じられた牧田という人物を通すと、とても怪しくて仲良くなるとよくないんだろうなって思うような人。今までは西島さんが演じられている菊田に、皆さん揺ぎ無い愛情というか、理想の部下だと言っていたんですが、大沢さんが現われたことで一瞬どよめきましたね(笑)。

監督:今回、出演していただいた三浦さんや大沢さん、染谷君。そしてレギュラーからの武田さんや高島さんなどいらっしゃいますが、「これだけのキャストをまとめるのはすごく大変じゃないですか?」ってよく質問されるんですけど、皆さんとてもプロフェッショナルな方なのでまとめることに苦労するということはあまり無くて、すごく助けていただいたって感じですかね。

Q.本作には大沢さん演じる牧田が登場するということで、ご覧になった方の反応が楽しみなところだと思いますが、いかでしょうか?竹内さん。

竹内:いろんな方とお話しをさせていただく際に、「菊田派ですか?牧田派ですか?」って言われるんですけど、この究極な質問にどう応えようかと思っているんです・・・。確かに明るい場所から光が指すように菊田の存在があるとすると、自分の背後から気づかないうちにすぐ側に近づいていた牧田という存在がいるとなると・・・。姫川玲子の立場からすると、なんとも言えない感じはありますね(笑)。

スペシャルドラマから連続ドラマを経て、足かけ約3年とある『ストロベリーナイト』。まさに集大成と言える本作は、ドラマシリーズから観ていた方も、そうで無い方も楽しめる作品となっている。

 

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